Utsusemi (Cicada Shell)
Today, I will talk about the Japanese “空蝉 (utsusemi).”
今日は、「空蝉(うつせみ)」という日本語を紹介します。
“空” menas “empty,” and “蝉” menas “cicada,” and “空蝉” expresses “cicada shell.”
「空蝉」は、空の蝉、すなわち「蝉の抜け殻」を意味します。
Actually, this word originally comes from “現人 (utsushiomi).”
実はこの言葉は、もともと「現人(うつしおみ)」から来ました。
“現人” means “people who live in the world” or “this ephemeral world.”
「現人」は、「この世に生きている人間」という意味で、それが転じて「儚いこの世の中」などの意味も持ちます。
These meanings of “現人” are also included in “空蝉.”
そして、「現人」の持つ意味は、「空蝉」の中にも含まれます。
I think that it’s interesting to describe “living” or “the world” as “空蝉.”
「生きている人間」「この世界」を「空蝉」と表現することは、素敵だと思います。
By the way, since “semi” (cicada) is the summer insect, “空蝉” is a summer season word.
ちなみに、蝉は夏の昆虫であるため、「空蝉」は夏の季語でもあります。